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2003年 講習会レポート
受講した講習会のレポートです。

2月22日 モリタ 東京技工フェアー 2003 春 「元気の出る技工所経営」
モリタ 東京技工フェアー 2003 春 「技を極めるために、実践することとは何か」
2003/2/22
モリタ 東京技工フェアー 2003 春

技工経営セミナー 「元気の出る技工所経営」
講師 ワイズマン経営研究所 所長 竹内 弘光先生

「歯科技工」というビジネスは、「経営コンサルタント」という視点から見てどのように映るのか。
この点に興味があったこともあり、非常に楽しみにしていました。
内容の濃い、素晴らしい講演会でした。

講師の竹内先生は、歯科技工所のクライアントを多く持ち、
全国の歯科技工業界の現状について精通しておられるようでした。
内容は、以下の通りです。

はじめに

歯科技工所の形態

将来像

技工業界の傾向


他業種との比較

まとめ
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2003/2/22
モリタ 東京技工フェアー 2003 春

技工ステップアップセミナー 「技を極めるために、実践することとは何か」

講師
第1部 有限会社バーレン 代表 小田中 康裕先生
第2部 カナレテクニカルセンター 山田 和伸先生
第3部 小田中先生vs山田先生 対談
第1部は小田中先生によるオールセラミッククラウン「プロセラ」についての講演と、
形態修正についての講演でした。



第2部は、山田先生による「審美修復における、色調設計への試案」という講演で、
色調情報の伝達法についてや、オールセラミック修復物における各種材料の特徴と、
症例への生かし方についての講演でした。

先生は基本的に歯科医院との色調情報伝達法としてスライド写真を使用するそうなのですが、
撮影における注意点について、次のことを推奨しておられました。

1. 歯面を濡らす
2. 重要部の反射を避ける
3. シェードガイドを添える
4. マッチしたシェードガイド中の、最も色調が近いものともっとも明るいものを同時に写す
5. 少数歯の場合は、反対側も撮影する

そして、歯科医院で撮影をし、送ってていただく場合、
次のアングル全てを撮影していただくことにしているそうです。

上下を咬合させて正面から撮影したもの
1. 左右の小臼歯を含むもの
2. 犬歯から犬歯まで
上顎のみを撮影したもの
3. 補綴側だけでいいので、口角を平行に引っ張りあげたもの
4. 背景を黒にして撮影したもの
シェードガイド入りのもの
5. マッチしたシェードガイドを並べて撮影したもの
6. 対合歯を、マッチしたシェードガイドを並べて撮影したもの
その他
7. 口唇入りのもの
8. 顔貌を撮影したもの
9. ミラーを使用した咬合面観


第3部は、小田中、山田両先生による「技を極めるために、実践することとは何か」
というテーマの対談でした。

両先生とも「自分は技を極めてなどいない」と、謙遜しておられましたが、
技工界をリードなさっている先生方の対談は非常に面白く、興味深いものでした。

司会者による質問は、以下の通りです。

Q.単冠のケースの場合など、一発で色調は合うものなのですか?

Q前歯部全てを補綴する場合など、大きいケースの場合の色調についてはどのように考えておられますか?

Q.IDAなどの卒後研修学校の場に出る事は重要でしょうか?

Q.海外と日本の技工にまつわる環境の違いについてどのように感じていますか?

Q.海外からの技工物の受注の可能性について

Q.技を極めるために、実践する事とは何でしょうか?



両先生のお答えについて、メンバーページに載せる事も考えましたが、
率直なご意見を語っていただいていることもあり、
先生方に断り無く内容を発表してしまうのは適切でないと考えました。
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